大谷選手は先発投手として、9奪三振・3失点の力投を見せました。しかしながら、打者としては厳しい現実が待っていました。4打席連続で三振を喫し、バットではまったく結果を出せませんでした。ここぞという場面で結果を残せない姿には、「勝負弱さが目立つ」と感じざるを得ません。投打の両面で活躍が期待される二刀流のスターであるだけに、打撃不振への注目は避けられません。
一方で、試合の流れを変えたのは意外な選手たちでした。今シーズンの打率が2割そこそこにとどまっていたキケ・ヘルナンデス選手が、重要な場面で2点タイムリーヒットを放ち、チームに貴重な得点をもたらしました。打率以上に、“ここ一番”での集中力と勝負強さが際立った瞬間でした。
さらに、テオスカー・ヘルナンデス選手も劇的な活躍を見せました。第3打席までは三打席連続三振と苦しんでいましたが、7回二死一・二塁の場面で迎えた第4打席では、見事な逆転3ランホームランを放ち、試合の流れを一気に引き寄せました。まさに“勝負強さ”を体現した一打でした。
勝負強い選手が多く揃うドジャースにおいて、大谷選手はクリーンナップよりも、トップバッターとしての起用が適しているのではないかと感じます。